Folding@homeバージョンアップ
米国スタンフォード大学の分散コンピューティング・プロジェクトFolding@homeのPS3バージョンがアップデートされ、バージョン1.2となった。計算エンジンの強化はもちろんだが、PSPのリモートプレイ、消費電力を抑えるスクリーンセーバーモード、計算ユニットが大きなものになるアドバンストモードなど新機能も搭載した。
PSP™ (PlayStation®Portable)によるリモートプレイに対応しました
PLAYSTATION®3(PS3™)のリモートプレイ機能に対応しました。リモートプレイ中にヘルプ画面を表示すると、PSP™での操作方法が表示されます。
※PSP™のシステムソフトウェアがバージョン3.50以上であることを確認してください。
地球儀上に表示されるユーザーの位置がさらに見やすくなりました
背景の地球儀上に表示されるマーキングに昼と夜の違いを出し、ユーザーの位置(IPアドレスでの表示)を見やすくしました。
タンパク質のシミュレーションを強化しました
計算エンジンを強化し、幅広いシミュレーション計算が可能になりました。
アドバンストモードを追加しました
このモードは、長時間のシミュレーション計算に参加いただけるユーザー向けです。スタンフォード大学のサーバーからダウンロードされる計算ユニットが大きなデータになります。
1日8時間以上参加いただけるユーザーにお勧めします。
※アドバンストモードを選ぶと、シミュレーション中のエネルギー・グラフが表示されます。青のラインはタンパク質全体のエネルギー・レベルを表します。赤のラインはタンパク質の温度を表します。
スクリーンセーバーモードを追加しました
3分間コントローラを操作しなかったときに、自動的にスクリーンセーバーが起動し、画面の焼きつきを防止します。△ボタンを押して[設定]から[スクリーンセーバー]を選びます。
コントローラを操作すると、スクリーンセーバーが終了します。
解除するためには、△ボタンを押して[設定]から[スクリーンセーバー]のチエックを外します。
このモードでは、PS3™の消費電力を抑えると同時に、タンパク質シミュレーションの計算を効率化できます。
プロジェクトの説明画面へのリンクを追加しました
現在シミュレーション中のプロジェクト情報にアクセスしやすいように、[情報]メニューにリンクを追加しました。
タンパク質の表現を改良しました
全てのモードで影の部分、明るい部分、奥行きの表現を向上しました。
さらにタンパク質の表示モードを追加しました。
Tapioka - 影や奥行きを改良することにより、タンパク質の滑らかさを表現しました。(バージョン1.1まで標準仕様となっていた“ISO Surface”にかわるものです。)
Caviar - エッジを強調し、タンパク質の滑らかさを表現しました。
Licorice - タンパク質の結合だけを表現しました。
Backbone -多くの研究者が関心を持つタンパク質の特定の箇所を詳細に表現しました。
※シミュレーションの状況によっては、Backboneモードを表示できない場合があります。
Folding@home Team PS3NAVIを作りました。
Folding@home on PLAYSTATION®3
2007年8月22日 | コメント (0)
« 欧州PSストアはGC 2007にあわせて更新 | Main | 「FIFA Soccer 08」GC 2007 スキルムービートレーラー »