PlayStation 3

『.hack』、スクリーンショットとサイバーコネクトツー・松山洋氏のインタビューを公開

1対応ハード不明の『.hack』ゲームプロジェクトのスクリーンショットとサイバーコネクトツー・松山洋氏のインタビューがファミ通にて改めて紹介された。

――今回公開された画面写真は、イメージ画像なのでしょうか?

2松山洋氏(以下、松山) 違います。実機です。ハードは言えませんが、開発実機で、リアルタイムで動いているものですよ。

――おお! ちょっといままでのシリーズ作品とは違う印象ですね。

1松山 『.hack//G.U.』や『.hack//Link』などでは、アニメっぽいタッチでしたが、今回はもう少しフォトリアルな方向で、リアリティーが上がった感じになっていますね。これから登場するであろうキャラクターたちも、少しリアリティーのレベルを上げています。

――この画面に写っているのはハセヲ(『.hack//G.U.』の主人公)ですよね。

松山 ハセヲですね。

――......あのハセヲですか?

松山 それはまだ言えませんよ(笑)。

――これが実機で動いているものだとすると、仮のイメージとしてハセヲを置いているわけではないのですよね?

松山 はい。まぁ、それについてはそのへんにしておいてください(笑)。

――それでは話題を変えて(笑)。このゲームの開発、企画は、いつごろからスタートしていたのでしょうか?

松山 企画自体は、『セカイの向こうに』と同時にスタートしました。脚本もいっしょに作りましたから......これもずいぶんと長いあいだ作っていることになりますね。

――ゲームの舞台は、『セカイの向こうに』の後の時代ですか?

松山 『セカイの向こうに』は2024年の年末を中心にしたお話ですが、ゲームはその翌年、2025年が舞台になります。

――なるほど。ということは、『セカイの向こうに』と同様に、ゲームも" THE WORLD FORCE:ERA"で展開されるわけですか?

松山 いいえ、"FORCE:ERA"も稼働中ですが、それとは違う、別バージョンの"The World"が舞台となります。

――ということは、ふたつの"The World"が存在するということですか?

松山 それは......まぁ、今回はこのあたりまでで(笑)。いずれ正式に発表をするので、もう少しお待ちください。そもそも今回、こうしてスクープ情報としてお出ししたのは、『セカイの向こうに』について誤解をされている方が多いからなんです。

――誤解といいますと?

松山 『セカイの向こうに』は劇場用映画ですから、よりたくさんの人に観てもらえるように、いままで「誰にでも楽しめる映画です」という部分を強調してお話ししてきました。そのせいで『.hack』シリーズファンの皆さんの中には、「俺たちには関係のない映画だな」と考えてしまっている方もいるようなんですね。

――そうではない、ということですね?

松山 誰が観ても楽しめるように作ってはいますが、『セカイの向こうに』は『.hack』ファンのために作った映画です。『.hack//』3rdシーズンの重要な物語が語られますし、これを観ておかないと、この後のゲームを十分に楽しめなくなってしまいますから。ファンの人にこそ観てほしい映画なんです。

――それでは『.hack』ファンとして、映画で注目すべきポイントを教えてください。

松山 まず『セカイの向こうに』には、アウラが登場します。『.hack』で描かれてきたのは、"The World"の歴史であり、イコール、アウラの歴史なんですよ(※下カコミ参照)。『セカイの向こうに』で起こる事件を経て、さらにアウラがこうなっちゃいます......というのが、今回公開したゲームで語られることになるわけです。

――なるほど。では、まずはアウラに関する描写を押さえるのが基本ですね。

松山 もっと言うと、この映画は『.hack//』3rdシーズン最終章の入り口で、アウラが???する話なんです。

――以前のインタビューでは、"アウラが復活する話"だと仰っていましたよね?

松山 それは表向きです(笑)。実際はそうではなく、とんでもないことになっています。それは映画を観るだけではわからないかもしれませんが、この後に待っている、今回のスクープ写真につながるものを知ってもらうと、「マジで? そういうことだったの、この映画って!?」となるはずです。アウラ自身がどうなってしまうのか......ちょっとね、「やられたー!」ってなると思いますよ(笑)。ひとつ言えるのは、劇場版を観ておかないと、「何がどうなってアウラはこうなったの?」というのがわからなくなってしまうということです。だから、まずは『セカイの向こうに』でアウラがどうなるのか、そこをきちんと押さえてほしいですね。

――それでは最後に、読者にメッセージをお願いします。

松山 ゲームの詳しい情報は、あまりお待たせしないうちに正式発表して、映画からそれほど間をあけずに楽しんでいただけるようにと考えています。なにしろ、同時に企画をスタートさせたひとつのプロジェクトですし、映画といっしょに楽しんでほしいですから。まずは、『セカイの向こうに』を十分に楽しんでください!

『ドットハック セカイの向こうに』の魅力に迫る【第1回】――『.hack』最新エピソードの秘密


2012年1月16日 | コメント (0)


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