浜村弘一社長がゲーム産業の現状と展望を語る。
2007年4月13日にエンターブレイン本社にて、浜村弘一社長による「ゲーム産業の現状と展望」と題された講演が行われた。
プレイステーション3です。何しろ出荷台数が少なすぎた。ソニー・コンピュータエンタテインメントが発表した出荷台数よりも少なかったと報告。
プレイステーション3の発売初週の出荷台数がWiiの4分の1、そのあとも2分の1程度だったこと、ソフトラインアップが少なかったことを苦戦した大きな要因として挙げた。
今後のWiiとプレイステーション3の展望については、「Wiiは任天堂の人気タイトルが年内にたくさん発売されることが期待されます。プレイステーション3はWiiよりもゲームファンから人気の高い続編のタイトルが多いと思います。過去10年間のゲームのメインプラットフォームはプレイステーションファミリーだったからです。ただ、プレイステーション3のソフトは発売日未定が多い。これは非常に気になります」とコメント。
厳しい意見が続いたが、浜村社長は「プレイステーション3は本当にダメなのか? まったくそんなことはないと思います。ソフトラインアップを見てもいいタイトルが多い。時間がかかっても本当にいま予定されているラインアップがきちんと発売されれば、大丈夫だと思います。日本でも『ファイナルファンタジーXIII』や『メタルギア ソリッド 4』などが出てくれば、いまの状況を挽回できると思います」と強調。それに加えて、海外においてはプレイステーション2がまだ大きな市場を形成していて、プレイステーション3でもプレイステーション2のソフトが遊べるという"ブランドの継承"がゲームファンを強く惹きつける要素のひとつになると解説した。
2007年4月13日 | コメント (0)
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