GDC2007の基調講演でPS3用の新作・サービス「Home」を発表
GDC2007にてPhil Harrison氏による基調講演が行なわれPS3用の新作・サービスHomeを発表した。
「ソーシャルコミュニティーやスカイプ、グーグルなど、次世代のインターネットサービスを総称してWeb2.0という言葉が使われています。一方ゲーム業界は、ファミコンやプレイステーションなどのGame1.0時代からプレイステーション2、XboxなどのGame2.0時代を経て、Game3.0の時代が来たと考えています。Gmae3.0の時代にゲームクリエーターの力を存分に発揮してもらえるツールを我々は提供したいと思っています。それが今回発表するプレイステーション3の新たなコミュニティーサービス”Home”です。」(Phil Harrison氏)
■ Home
「Home」は、3D空間を用いた、オンラインでのユーザーコミュニケーションサービス。2007年秋に無料でダウンロード配信され、クロスメディアバー(XMB)の1コンテンツとして登録される。今春にはクローズドベータテストも行なうとしている。
「Home」に入ると、MMORPGのような3D空間が表示される。プレーヤーキャラクタはリアルな人間のデザインで、顔のパーツや体格などを細かくカスタマイズできる。衣類やアクセサリも交換が可能で、3Dグラフィックスでのアバターサービスといったところ。
プレーヤーは各自の家を持つことができ、室内のレイアウトを自在にカスタマイズできる。家具の設置も可能で、好みのとおりに配置できる。また選んだ家具を空中で離すと、物理演算で自然に落ちて転がる様子が描かれるなど、妙なところでPS3のパワーを感じさせてくれる。
PS3ならではの機能としては、映像や音楽をメモリースティックなどを経由してHDDにコピーすると、「Home」内に適用できるようになる。例えば室内に置いたテレビでHDD内の動画データを再生させたり、額縁にデジカメで撮影した画像を張り込んだりできる。自宅には他のユーザーも呼べるので、写真の展示会など様々な使い方が考えられそうだ。
他のユーザーとのコミュニケーションでは、文字ベースのチャットだけでなく、音声チャットも行なえる。マイクデバイスについては、Bluetoothのヘッドセットを使用するという。
SCEA、GDC2007の基調講演でPS3用の新作・サービスを発表 3DCGを使ったコミュニケーションサービス「Home」など
2007年3月 8日 | コメント (0)
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