セガ 常務取締役「序盤ではWiiが先行し、PS3が不利な状況に立たされるということは予測済み」
セガ CS統括本部長 常務取締役 岡村秀樹氏へのインタビューが行われ、次世代機に関してのコメントもあった。
岡村氏: 確かに現時点では、PS3はWiiに大きく水を空けられています。ですが、ハードの普及は本来なら3年くらいの時間をかけて見てやらないといけないものです。現在の状況だけを見て、軽々に「勝負が付いた」と言えるものではありません。PS3、Wiiの真の評価が下されるのは、2007年末くらいになるのではないででしょうか。
我々にしてみれば、序盤ではWiiが先行し、PS3が不利な状況に立たされるということは予測済みでした。PS3は価格が高めで、当初の投入タイトルも少ない。その性能を余すところなく発揮できるフルHD対応テレビも普及していない、という逆風下でのスタートですから、当初は台数が出なくても当然です。コストパフォーマンスを見れば、ユーザーが価格の安いWiiに流れるのは自然なことと言えます。
ですが、1年もすればPS3の製造コストも下がって、Wiiとの価格差も縮まることでしょう。これで100万人単位で大きくユーザー数は変わってきます。さらに、地上波デジタル放送の普及に伴って、フルHD対応テレビの出荷も伸びてくると予想されます。我々も『バーチャファイター5』など、PS3向けに主力タイトルを投入していきますし、2007年後半はPS3が盛り返してくると期待しています。
2007年2月8日発売のPS3『バーチャファイター5』が週刊販売ランキングでトップを取るなど現状のPS3でも売れるんだという所を見せてくれた。
2007年2月21日 | コメント (0)
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