『コープスパーティー BLOOD DRIVE』、プロローグを公開

5pb.は、現在開発中のPS Vita向けタイトル『コープスパーティー BLOOD DRIVE』のプロローグを公開した。

本作は、『コープスパーティー Book of Shadows 』最終話から続く物語となり、天神小シリーズ最終章。

プロローグ

 『Book of Shadows』の惨劇から2ヶ月。黒魔術を使用した障害反動で重症を負ったあゆみは、直美の助けでなんとか一命を取り留めていた。しかし、魔導書『BookofShadows』は屋敷倒壊の際に瓦礫で埋まってしまい、篠崎の家も今は跡形もなく、ただの平地へと戻っていた。

 入院中のあゆみの前に、一人の女性があゆみの前に現れる。その女性は、あゆみの姉・ひのえと共に『W.I.(ウィッカ・インスティテュート)』という精霊崇拝組合に所属している者だと言った。そこで聞かされるひのえの言葉……

 「黒の本【Book of Shadows】を取り戻しなさい。代々篠崎家が守り続けてきた門外不出の禁忌の書。あの本が心ない者の手に渡ると、この世は混乱の淵に落とされてしまう」

 その手がかりは、『篠崎護月(マキナ)』の住んでいた団地。ひのえは自らに起こる災いを感じ取り、彼女に言葉を託したのだった。

 退院後、如月学園に登校したあゆみを哲志たちは温かく迎えてくれた。しかし、そこに繭や結衣がいない現実をあゆみは否応なく思い知らされる。知らない副担任のSHRが終わり、帰宅したあゆみの前に一人の男が現れた。
 その男は「『BookofShadows』を取り戻し、天神小でそれを使えば死んだ仲間は生き返る」と語る。怪しい男の言葉ではあったが、『死んだ仲間は生き返る』という言葉に心がざわつくあゆみ。ひのえの言葉、そして謎の男の言葉……
 あゆみは『BookofShadows』を再び手に入れることを誓うのだった。

 翌日、あゆみは『篠崎護月(マキナ)』の住んでいたという団地へと向かった。団地はかなり前から閉鎖されているらしく、入り口には進入禁止のテープが幾重にも貼られており、すでに老朽化していた。

 強い眼差しで独り団地を見上げる。
 ……哲志達を巻き込む訳にはいかない。

 あゆみは自らの血の責任による、孤独な闘いを始めようとしていた。

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