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『ディアブロ III』のストーリーを公開

『ディアブロ III』のストーリーを公開

スクウェア・エニックスは、2014年内に発売を予定しているPlayStation 3用ソフト『ディアブロ III』のストーリーの情報を公開した。

前作までの物語
地獄界の悪魔たちは、長らく人間界の侵略を切望していた。この目的を果たすため、「四小悪」と呼ばれる強力な悪魔の帝王たちは、みずからの同胞である「三大悪」たちを地獄界から追放し、サンクチュアリという人間の世界へ送り込んだ。

人間界は、戦火に包まれた。「三大悪」、すなわちディアブロ、メフィスト、バールの働きよって、人間たちは堕落し、闇の下僕へと成り下がった。三大悪は富と権力を与えるという偽りの約束をエサに、人間たちの心を毒していった。彼らは人間たちの魂を、天界の天使たちとの戦いに利用しようと企てたのである。

やがて三大悪は、団結した勇敢な英雄たちの手で討伐される。しかし、悪魔の力の影響で、人間界の一部は傷つき、破壊されたままとなった。おびただしい数の人間が命を落とし、いくつもの町は灰となり、やがてワールドストーンが破壊されると、ひとつの国が滅んだ。古代の遺物であるワールドストーンは、かつてサンクチュアリを悪魔と天使の軍団から守った歴史を持つ。しかし、ワールドストーンが破壊された今、その守りの力は存在しない。

今日、三大悪について語る生き証人はごくわずかしかおらず、サンクチュアリに暮らす多くの人間は、かつてワールドストーンが存在したことすら知らない。ワールドストーンが失われたことで、おのれの身がいかなる危険にさらされているか知るよしもなく、比較的平和な世の中で農作業にいそしみ、商売を営む生活を享受している。しかし、三大悪がもたらした惨事を目の当たりにした者たちは、四小悪のうち2人がいまだ地獄界に生きながらえていることを忘れていない。罪悪の帝王アズモダンと、欺瞞の帝王ベリアルである。この2人の悪魔たちはサンクチュアリという世界の存在を忘れておらず、それをみずからの手中に収めるチャンスを見逃さなかった。

やがて天より、ひとつの星が堕ちる。それはこの世の終わりを告げる、まがまがしい先触れだった。サンクチュアリに暮らす人びとは恐れおののき、忘れ去られた伝説と予言に助けを求めた。地獄界から猛襲を受ければ、人間たちに勝利の望みはない。かつての英雄たちは皆、姿を消したか、死に絶えてしまっていた。

今、新たな戦士の到来が待たれる…